訪問診療・往診

病院や診療所に行かなければ、治療を受けられないなんてことはありません。
家や施設にいてもいろいろなことができます。
足腰が弱った、体調が良くない、など通院が大変ならば、私たちに言ってください。
往診、訪問診療があります。あなたがお住まいの所にお伺いします。

どんな病気なら訪問診療が受けられるのか?

  • 病気の種類で、訪問診療ができる、できないの判断はしません。
    通院が難しい、家で過ごしたいと考えておられたら、まずは相談してください。
    難しい状況でも、ほかの医療機関、訪問看護ステーション、介護施設などと連携して、いい方法を探しましょう。

ガンに患った時、家で過ごすために

  • ガンに患い、通院がつらい、痛みがつらい、などいろいろな場合があります。
    最期まで家で過ごしたい。入院も考えているが、出来るなら、家で過ごしたい。
    ホスピスや施設に入る予定だけど、もう少し先になりそうで、それまでの間が心配。
    病院に通院は続けたいけど、何か急なことがあったときが心配。そのときに、往診してもらいたい。
    病院に通院は続けながらも、体調管理や、薬の調整など定期的に診てもらいたい。
    血液検査なども家で受けたい。
    いろいろなお考えがあるでしょう。きっといい方法があります。

こんなことも出来ます

  • ・中心静脈栄養、胃瘻、経鼻胃管(鼻からの栄養チューブ)などの栄養管理
    ・食事が難しくなった、脱水になったときなどの点滴
    ・モルヒネ、麻薬などでの痛みの緩和
    ・家に酸素吸入の準備をします(在宅酸素療法)
    ・床ずれ(褥瘡)の治療
    ・腹水を抜くこと


    医療が発達して、家でも、いろいろなことが出来ます。
    分からないことがあれば相談してください。きっといい方法があります。

訪問診療と往診の違い

  • どちらも、医師があなたの家などに来て、診療することは同じです。

    訪問診療は、定期的に、お家などに訪問して診療をすることです。
    1週間ないし2週間に1回、定期的に訪問して、診察、薬の処方などをします。
    同時に、近隣の医療機関や、ケアマネージャーさん、訪問看護ステーションなどと連携をとって、よりいい環境を整えていきます。
    当院では、24時間、いつでも連絡がつく体制をとって、緊急時の対応をします。

    往診は、臨時の場合の、手段と考えてください。
    たとえば、急にしんどくなった、高熱がでた、めまいで動けない、下痢や熱中症で脱水になった、足腰が痛くて動けない、などで、困ったときに、要請によって、医師が駆けつけることです。